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1999/08/09追加分


(1999/08/01の管理日記より)

今日は、徳間書店刊『プレイステーション対応CD-ROM付超絶大技林'99夏版』税込み2000円を買いました。

ついにデータベースCD-ROM付です。私がやりたかったことの一部がここにあります。これは買いです。

以前からメディアワークス等が行っていたメモリーカード用データをダウンロードできる機能もかなり便利です。これは私のデータベースではかなわない機能です。

総合してこれだけのデータの量は、さすが老舗徳間書店と言わざるを得ません。

おしむらくは、メモリーカードを使っての「しおり」の使い方が不便なこと(ロード後の「しおり」に新たに追加できない)と、やはりリストの順序がアイウエオ順に決まっているということ。どうやら私はソートのできないデータベースには満足できないようです。最低でも発売日順は欲しかったですね。

検索機能は良くできているので、リストを求めないのであれば使い易くなったことは確かです。

一つ忠告ですが、『超絶大技林'99年春版』の時点で疑問だったSSの『ソニック3Dフリッキーアイランド』のデータがいまだに修正されていません。当時は、発売日の関係もあり、修正前のデータを入稿してしまったのか?と思っていたのですが、そうではないようです。だれも徳間書店に指摘しなかったのでしょうか。

ひょっとして指摘したのに黙殺されたのでしょうか、以前の私の様に・・・。


 今回の「大技林CD-ROM」によるデータベースの公開は、ゲーム業界のために非常に意義のあることです。各ゲーム関連の出版社は、当然のように「大技林CD-ROM」を解析中だと思われます。あの規模のデータベースを各社のデータベースと併せれば鬼に金棒です。徳間書店様には尊敬の意を表わす所存であります。しかし、情報要塞の存在価値が無くなったわけではありません。

大技林がフォローしていないゲームやゲーム関連物のデータを多く調べてきたので、この道で並ぶものはいないと自負しています。むしろ大技林がベースラインになったことで、それ以外のデータが今まで以上に重宝される様になったのではないでしょうか。

これからも研究活動を続ける方針には変化ありません。今までのようにデータを収集し、分析して行くことが良い結果につながることを信じていますので・・・。



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(1999/06/24の管理日記より)

徳間書店刊『超絶大技林』を、参照文献との相違点の確認のために開いたとき、ABCさんに「大技林にツッコミを入れられる人間は珍しい」と言われたのを思い出した。

去年の10月頃に、出たばかりの大技林『超絶大技林'98年秋版』を見ていたところ、352ページと353ページの間に存在するべきデータが抜けているのを発見。すぐに徳間書店に問い合わせたところ、詳細を調べてから連絡するとのことだったが、今だになんの連絡もなし。

ということを話したのがきっかけなのだが、そもそも大技林を一通り見たことのある人間というのは殆どいないであろう。

大技林をカタログ以外の用途に使っている人もあまり多くないらしい。たしかに、PS等の現行ゲーム機のウラワザ(徳間書店ではウル技との表記)は、他社から出ているウラワザ本でも事足りる。昔のゲーム機のウラワザを必要とする人間が、そう多くいるとは思えない。

最大の問題は分厚くて大きいことだ。カタログとして存在する分には問題ないが、ウラワザを知りたい時に、殆どの場合必要な箇所が1ページにも満たないのである。

索引も問題で、使えそうもない『ゲームジャンル別』や『技の種類別』の索引を使った人はどの位いるのか謎である。なにしろ『ゲームジャンル』というものは出版社によって定義が違うし、『技の種類』にいたってはどんなウラワザが隠されているかは当事者であるプログラマーでないと知る術がない。唯一使えそうな『メーカー別』も、そのメーカーが出したソフトのタイトルをあいうえお順にしてあるだけなので、手持ちのソフトの読み仮名が解らないときには使えるが、資料やリストとしては使いにくいことこの上ない。メーカー別での発売日順も欲しいところ。

細かいところでは、

FCソフトの『亀の恩返し』の発売日(本来は88.8.26だが、89.8.26と記載)が最新版『超絶大技林歴史的8機種最終保存版』でも直っていない。(裏付け資料、アスキー刊『’89全ソフトカタログ』、ファンハウス販売『HUDSON GAME MUSIC BEST』のブックレット『ハドソン全ソフト一覧』ほか)

SFCソフトの『夢迷宮きぐるみ大冒険』はドリームメイズで『と』だったのが、98年秋版よりユメメイキュウの『ゆ』に変更。わりとアバウトなのか?

N64の『超スノボキッズ』のジャンルが「スキー・スノーボード」ではなく「サッカー」になっている。あきらかにミス。

等が解りやすいだろうか。

教訓、「バイブル的存在となっている大技林も鵜呑みにしてはいけない」ということですかネ。ま、並ぶものがいないので、データの管理修正を怠っているのではないでしょうか。事実、FC以降のほぼ全機種を総合的に扱っている文献は類を見ないですからね。

情報要塞の管理で多くの資料を参照しているといろいろな相違点や誤植が見えてきます。


(1999/07/14の管理日記より)

データベースは部分的に紹介しても全体像が見えてこない。

データの信頼性と入力範囲を伝えるために実際にパソコンをもって出版社に売り込みに行かなければどんなものだか解ってもらえないと思う。

データベースは入力されているデータの一つ一つを確認しなければ信頼性は証明できない。その点は、入力、照合、更新を私一人で行っているために、私しか知らないわけなのだが、多くの資料を照合したため、万一私のデータベースに不備があってもその数の少なさは他の資料の比ではないのである。

しかし、実績が無ければ信用が無く仕事が来ない、仕事が来なければ宝の持ち腐れである。それではいけないということで、積極的に行動することにした。


以上の事からも、私の持つデータベースは、リスト制作や確証とり(データアシスト)、ゲーム資料本などの出版物の作成と、様々な利用方法が考えられます。

なかでも、「大技林」以上のデータ量を持ち、しかも正確な情報という資料本を制作できるのは、情報要塞しかありません。

もし、ゲームに関わる出版社の方で、情報要塞のデータベースに興味があるならば、お気軽にメールをください。(ネタとして「大技林」を槍玉にあげていますが、徳間書店様も歓迎いたします)

東京近辺であればデータベースとパソコンを持参し、出版社まで出向きます。データベースを見ておくことに損はありません。

 

E-mail keigo-mt@mail.wind.ne.jp