ゲームショップ側の問題

ここ数年でゲームショップが頻繁に潰れていますが、その原因の一つに、扱うべき情報とリスクの増大が上げられます。

昔は発売するソフトの種類が少なかったため、在庫の把握や調節が楽でした。

現在では1日に発売するソフトが30種類を超えることもあり、ソフトの種類が10年前の4倍に増えた分だけ10年前の4倍仕入値がかさみ、展示面積も10年前の4倍は必要な計算になります。展示スペース、店内スペースを圧迫します。

オーバーに書くと、新品だけを扱う狭い店では、発売後数ヵ月しても残っているソフトは不良債権のごとく扱われます。古いものを格安処分してでも回転の良い新作を仕入れるので、新作ソフトに押される形で、古くなったソフトが店から出て行くのです。

在庫が多く出た時でも新作ソフトだけは仕入れておかないとイマイチなゲームしか置いていない店になってしまい、客も離れてしまいます。

何を何本仕入れるべきかを見誤ると、客を逃すか在庫となるかで直接損害となって現われます。

ハイリスク、ローリターンの傾向にあるので、バブル崩壊以前のような販売をしていたのではどうにもならないということになります。