クロスレビューについて

管理日記1999/05/15より


今のゲームが技術的には向上せざるを得なく上がってはいるものの、内容的(ゲーム性的)には衰退しているのではないかという意見は、昔(ファミコンの時代)、ゲームを楽しんだ思い出のある人には解って貰えると思います。

ファミ通のクロスレビューの点数は現在『殿堂入りゲーム』(30点以上)を出し続けています。

ファミ通のクロスレビューの点数は、その週発売のゲームの何点かであって、昔からのゲームと比べて何点かではないということで。平均が6.5点、上下に3.5点動く程度なのです。

昔より多くのゲームが選出されているのを見ると、全体的に採点が甘くなったのではないかと思えます。

例外として、渋谷洋一氏がクロスレビューした時だけは凄かったです。平均が4点、良いと思ったもの(カルトなゲーム)には8点というもので、まともなゲームは他の全員が10点をつけたとしても最高点が34点なのです。内容の良くないゲームばかりの時でも『殿堂入りゲーム』を決めないとならない今となっては渋谷洋一氏は絶対にクロスレビュー採点者に選ばれないでしょう。

渋谷洋一氏の採点基準は「昔のゲームを色々と遊んできた自分が楽しめるかどうか」という本能に忠実なモノだったのに対して、他の採点者の場合は「昔のゲームなど知らない一般人がプレイしてどう思うか」という自分の意見ではない内容に感じられます。

かなりのゲーム歴やそれにおいて偏った知識を持っている『ファミ通のクロスレビュー採点者』に一般人などいるわけがなく、結局は「周りがあれだけ騒いでいるので自分が面白いと思えなくても〜点」など、曖昧な点数がつけられているということは『点数に大きなばらつきがない』ことで火を見るより明らかです。

決して渋谷洋一氏がよいとは言いませんが、4人が4人とも同じ内容で同じ点数をつけるのはどうかと思います。タイプの違う4人で、思ったこと感じたことを正直にクロスレビューに書いて貰いたいものです。