プログラム制御のアニメーション

(ロストテクノロジー)

管理日記1999/04/29より

始めて『To Heart』(PS)の店頭デモを見たときに、PC-FXよりもきれいなアニメーションだったので「手間暇かけてんなぁ」と思いました。別にPC-FXが動画再生能力でも劣っているわけではありません。唯一PSやSSに勝つことのできる部分なんですから。ただ、低品位のセル取り込みだけで終わらせ、質の悪いアニメーションしかなかったPC-FXより、一枚一枚丁寧に書かれた『To Heart』のアニメーションの方がきれいに見えるのはあたりまえなのです。

同様の理由で、MEGA-CDの『LUNAR ETERNAL BLUE』(1994/12/22発売)のオープニングアニメーションや、SSの『だいなあいらん』のできはすばらしいです。

PSやSSでは、どうにかして実写やポリゴン等のムービーを見せようとしていたわけですが、そんなものは近い将来見られるものではなくなります。もの笑いのネタにしかならないでしょう。

それに比べて、MEGA-CD版『LUNAR ETERNAL BLUE』等のプログラム制御のアニメーションは評価されるべきロストテクノロジーなのではないでしょうか。